即興替え歌を歌っていると、娘に全否定されるおもとです、こんにちは。
先日からTwitterを覗いていたら、ちらちらと目についたタイムバンクというアプリが面白そうだったので、インストールして使ってみました。フクロウをモチーフとしたロゴもおしゃれで色使いも今風、これだけで期待感を抱かせてくれます^^
タイムバンクとは?
簡潔に言うと、個人の時間をお金に換算し、その時間を売買できる取引所を提供するアプリです。
リトルおもと
いやそうじゃなく、その人の時間を買ったからといって、その人の時間を好きに使えるわけではないです(笑)。
今からタイムバンクの説明をしていきますね。
タイムバンクでできること
タイムバンクでできることは次の3つです。
1.時間を買う
タイムバンクには、タイムオーナーと呼ばれる”専門家”が登録されていて、その人たちの時間を10秒単位で買うことができます。
タイムオーナーには経営者やクリエイター、芸能人やアスリートまで様々な人が登録されていて、その方の価値で買う時間の値段が決まっています。(価値の決め方は後述します)
2.時間を使う
買った時間は、ある一定数保有すると、タイムオーナーに対して使うことができます。
といっても、使う時間を好きなように使えるのではなく、あらかじめタイムオーナーが決める方法に従って使うことができるんですね。
例えば経営者なら3600秒(1時間)で講演を依頼する、とか、アスリートならプライベートレッスンを依頼するなど。
けして奴隷のようにこき使えるわけではないので、あしからず。
3.時間を売る
買ったはいいけど特に必要がなければ、時間を売ることもできます。もちろん単位は10秒です。
時間の売買について
さきほどの説明で、時間の値段が決まっていると言いましたが、この値段、どうやって決まるかというと、人気によって決まります。
つまり必要な人が多ければ価値があがるし、少なければ価値が下がる。
そう、これってほぼ株のシステムなんです!
市場価値がリアルタイムに変化するので、株のように「安く買って高く売る」、いわゆる売却益を出してお金を稼ぐことができます。
実際アプリの画面は株式と同じように価格変動チャートがあり、気配値とよばれる板(売り希望と買い希望の数量)もあるので、本格的に動向をチェックして儲けを狙うことも可能ですね。
タイムバンクの使い方
基本的にスマートフォンアプリとして使用するので、まずはアプリをダウンロードします(2017年現在、iPhoneでしかアプリを提供されていません)。
上記アイコンからダウンロードできますよ!
インストール完了後、登録画面がでてくるので、Facebookで登録するか、メールアドレスを新しく登録するか決めます。
(僕はFacebookで登録、ログインしました)
入金方法
時間の売買をするには、タイムバンクに入金する必要があります。
これも株でいうところの証券口座に入金するのと同じですね。
画面下の残高管理をタップして、「入金方法を選択する」をタップ。
支払い方法選びます。(僕はペイジーにしました)
入金金額を入力し、「入金手続きを開始」をタップ
僕は10,000円入金しました。手数料540円が痛い。。。
ペイジーでの支払い方法が出てくるので、
提携の金融機関で情報を入力すると、入金されます。
ちなみに楽天銀行でもペイジーに対応していたので、
手続きをすると、納入機関番号がありませんと言われてしまい、
仕方なく別の金融機関で手続きしました。。。
以上で準備完了です!
ちなみに出金はアプリで金融機関を登録するとできますよ。
※こちらは楽天銀行の指定ができました!
実際に買ってみる
早速誰かの時間を買ってみよう!
といっても、所詮10,000円程度じゃタイムオーナーにご出動願う秒数を確保出来ないしなー。
やっぱり投資(投機?)目的で、有名な人にアタックしよう。
あ、ホリエモンがいる!
さすが人気ですね、高いなぁ。
―1時間後―
だめだ、誰が上がりそうか、全くわからん。
そんなわけで、公募の受付中の人からドラゴン桜2を選んでみました。
公募で受け付けている時間は、時間発行を申請した、いわゆるタイムオーナーになりたい人が、申請許可がおりて公開を待っている状態のものを買うことができるんだけど、これって株のIPO(新規公開株)と同じですね。
すごいぞ、タイムバンク。
価値が上がったら、即時売ります!
タイムバンクを使ってみた感想
まず個人の時間をお金に換算するという発想がすごい。
じつはお金と時間て換算可能なんです。
例えば家事代行サービスで家事をしてもらうのって、他人の家事時間を買って、自分の時間を確保しているんですよね。この考え方、優秀な経営者であればあるほど浸透しているんじゃないかと思います。
ただ、これをシステム化して、売買できるようにしただけではなく、株のように価値を流動的にしたのがすごい。
自分の価値を高めないと時間の単価は上がらないし、人気が出ないとそれこそだれも時間をつかってくれないので、株で言うところの上場廃止に追い込まれてしまうこともあるんじゃないかなぁ。
現段階のデメリットとしては、Android版のアプリが公開されていないことと、入金の手数料が高すぎるというところ。
Android版は近々公開されると思うので、こちらは乞うご期待なんだけど、手数料は活性化の是非に響くので、ぜひ下げていただきたく。
僕が思うに、こういうのに仮想通貨が使えるようになると、便利になるのではと考えてます。
ただ、現段階の混沌とした仮想通貨のどれを使うのかとか、盗難対策とかの課題が山積みな感じなので、テクノロジーのインフラがどんどん進んでほしいですね。
個人の価値が見直されて社会がもっと活性化する可能性を秘めています。
投資家にとっては、もっとタイムオーナーが増えて出来高が増え、市場規模が拡大すると魅力的な投資場所として期待できるのではないでしょうか。
でも手数料下げてほしい!