娘に録画がバレた!?それでも観るゴブリンスレイヤーの魅力【感想・口コミ】

ゴブリンスレイヤーの魅力紹介

今何かと話題になっているゴブリンスレイヤー。

僕、最近テレビをあまり見ないんです。
子供ができてから更に遠のいてしまったのですが、最近立て続けにアニメを観るようになりまして。

『BANANA FISH』、『ハイキュー!』、そして『ゴブリンスレイヤー』なんですけど。

ゴブリンスレイヤーって深夜枠にやっていて、グロいシーンが多い上に、大人の男子にとってはきれいなオネエさんが蹂躙されるとかってサービスシーンも満載なんですね。
子供たち、それも娘に見られたくないアニメなわけです。

で、ビデオに録画して毎晩娘の寝静まっている時間にこっそり見ていたんですが。

ある日、娘が自分の見たい録画をチェックしている時に、ゴブリンスレイヤーを見つけてしまったんですね。

「これ何?」

って。

「え、いやこれはお父さんの見てる番組で、子供が面白いものじゃないよ」

僕は内心かなり焦っていたので、しどろもどろになって答えました。

「これみたい」
「えっ!?」
「みせて」

お父さん、娘の教育人生最大のピンチを迎えました……。

この悲報の続きを読みたい人は、録画したゴブリンスレイヤーを観てしまった娘とのその後をクリックして本文をすっ飛ばしてください(笑)。


さて本題に入りましょう。

「きれいなオネエさんがたくさん出てくる、ゲーム世界にありがちなファンタジー」

という昨今のアニメにありがちな内容も含んではいますが、どちらかというと

「グロいシーンが多くて雰囲気も暗い、シビアな世界観」

であるゴブリンスレイヤーが、なぜアニメ化され、どうして受けているのか。

その謎を僕なりに解釈してみました。

あなたはゴブリンスレイヤーをまだ観たことはありませんか?
それとも、もうすでに観ましたか?

もしよければ、少しばかりお付き合いいただけると幸いです。

注意

ここから先は、ネタバレの可能性があります。
あなたがゴブリンスレイヤーをなんの知識もなく観たいのなら、このままそっと立ち去ってもらっても構いません。

また、もし少しでも早く観たいのであれば、すでに放映されたものも含めてAmazonプライム・ビデオで視聴可能です。
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ゴブリンスレイヤーとは

ゴブリンスレイヤーを観たことがないあなたのために、ざっくり概要を説明しますね。
もし観たことがあるよってあなたは、これより後の文章は飛ばして、ゴブリンスレイヤーの魅力から読んでください。

主人公はなぜかゴブリン退治の依頼ばかりを引き受ける冒険者。
冒険初心者にはやっかいな相手にもかかわらず、初心者でも倒せるモンスターとして世間に認知されているため、ゴブリン退治は報酬も少なく人気がない。

にもかかわらず、彼はゴブリンだけを狙い、倒し続ける。

そんな彼を、人はいつしか揶揄も込めて『ゴブリンスレイヤー』と呼ぶようになった。

銀等級(かなりの実力者)であるにもかかわらず、なぜ彼はゴブリンだけを執拗に殺し続けるのか。
それは誰にもわからない……。

物語は、ゴブリンの実力を見誤った初心者冒険者が、狡猾なゴブリンの罠にかかって全滅しかかったところを、ゴブリンスレイヤーに救われるシーンから始まります(第一話)。
ゴブリンスレイヤーの鮮やかな、そして狂気にも似たゴブリンの殺戮が、今後の展開を予感させるような内容になっています。

ゴブリンスレイヤーの魅力

きれいなオネエさんがいくら裸になろうが、ムフフなシーンが数多くあろうが、ストーリーや内容に魅力がないと続けて観る気にはならないですよね。
では、『ゴブリンスレイヤー』には一体どこにその魅力があるのでしょうか。

僕なりに3つの魅力があると分析しました。

ゴブリンスレイヤーの魅力その1:ゴブリンスレイヤーのブレない態度

主人公である『ゴブリンスレイヤー』(名前はまだない?)は、他の依頼が報酬が高くても、名声を手に入れられたとしても、絶対にゴブリン退治の依頼しか引き受けません
その強烈なこだわりが、現代日本の社会の人々にとって、非常に魅力的な生き方にうつるのではないでしょうか。

僕たち社会人は、会社のためにしたくもない仕事をしたり、売りたくもない商品を売ってお金を儲けなければなりません。
少なくともそうしないと生活ができないと思っていますし、実際に食べていくことが難しいでしょう。

また一時の名声を手に入れるために、『言い訳』という名の嘘を簡単についてしまいます。

しかし主人公はどんなに揶揄されても、報酬を積まれても、ほかの依頼を引き受けません。

ただひたすら自分のすべきことを全うする。
そのための努力も惜しまない。

その姿勢こそ、現代日本を生きる上で、憧れを生んでいると考えます。

ゴブリンスレイヤーの魅力その2:物語の背景に流れるノスタルジー

第一話で特に感じたのが、『古き良き』ゲームの世界。
古くからテーブルトークロールプレイングゲーム(以後TRPG)を知っているなら、第一話はまさに、「洞窟(にいるゴブリン)を甘く見た冒険者の末路」という結末にふさわしいお話になっています。

TRPGを簡単に説明すると、冒険をするキャラクターの役を演じる人間(以後プレイヤー)と、進行役の人間(以後マスター)に別れ、マスターが用意するお話(シナリオ)のなかでプレイヤーが自由に行動を決め、目的を達成する、というゲームです。
コンピューターRPGの人間版、といったところでしょうか。

ちなみにキャラクターの能力や戦闘のルールは使うゲームシステムによって異なります。

コンピューターRPGでは、プログラムの用意したことしかプレイヤーには選択肢がありません。
たとえば回復魔法なら回復(とたまに死者のモンスターにダメージを与えること)しかできません。

しかしTRPGの場合、プレイヤーの行動に制限はありません。
思いつく限りの行動を(できるかどうかはともかく)選択することができます。

それこそ洞窟に入らずにモンスターを退治する方策を編み出したって構わないのです。
(水攻めや火攻め、毒攻めなど、あらゆる可能性を考える事が可能です)

そして古いゲームシステムであればあるほど、ちょっとした判断がキャラクターの命取りになりかねない、というシステムになっています。

だから第一話を見た僕の感想は、

「そうそう、こんな状況もあったなぁ」

と、非常に懐かしさを呼び起こすものでした。

ゴブリンスレイヤーの魅力その3:ザコモンスターでも頭脳戦が必要だと知った読み手の『優越感』

僕のような(黎明期の?)TRPGを知っている人間からすると懐かしさを感じるのですが、スマートフォンに慣れている若い世代にとっては新鮮な驚きだったのではないでしょうか。

スマートフォンのゲームは、基本無料の代わりに課金性になっていることが多く、いわゆる

「お金をかければかけるだけ強くなる」

というシステムであり、そのようなシステムになれると、ザコモンスターはそのへんに転がる路傍の石のような存在でしかないのです。
オートで倒せるなら倒したい相手。
序盤に登場するゴブリンも、データだけではそんなモンスターの一種だったりします。

しかしTRPGの世界では、進行役も人間が担うため、ザコモンスターも行動によっては驚くほど凶悪になるのです。
その中でも『ゴブリン』は、初心者冒険者の相手として力ずくで倒すには少し骨が折れる、微妙な強さ。
マスターがさじ加減を変えるだけ全滅を免れない存在にもなってしまう。

『ゴブリンスレイヤー』はまさにそれを体現した存在なのでしょう。
そして、ザコですら頭脳戦の戦いが必要であるという驚きが、スマートフォン世代の新鮮さを喚起するとともに、

「ザコでも頭を使わないと勝てないんだよ」

ということを知る優越感を与えてくれるのではないか。

僕はそれがゴブリンスレイヤーを観たときの、なんとも言えない心地よさにつながっていると感じました。

物語の中でゴブリンスレイヤーである主人公は言います。

「奴ら(ゴブリン)は馬鹿だが、間抜けじゃない」

この言葉は、お金をかけさえすれば強くなれると信じるゲーマーに突き刺さる言葉ではないでしょうか。

録画したゴブリンスレイヤーを観てしまった娘とのその後

さて、娘にせがまれ仕方なく第一話をかけた父親の僕。

物語は進んでいき、女性冒険者がゴブリンたちに手篭めにされる問題のシーン。

涼しい顔を装い、しかし心の中ではドキドキしながら一緒に鑑賞してました。
しかし娘は特に反応なし。

そして第一話終了。

恐るおそる僕は娘に尋ねます。

「どう……だった?」
「うーん、怖かったけど面白かったよ」
「へ?あ、そ、そう。それはよかったね……ははは……」

た、助かったぁ。
しかし娘はなぜ何も言わなかったのだろうか。

僕はしばらく考え、はたと気づきました。

まだ性描写の意味を全く理解していない!

これが12、3才の年頃ならやばかったかもしれないけど、娘はまだ8才。
ん?待てよ。
ということは、あの子が12才ごろになって、この作品を思い出したらどうなるんだろう……。

そこまで考えて僕は頭を抱えました。
だって、これはつまり、お父さんが嫌われる時限爆弾のスイッチをセットしたってことじゃないか!

教訓
娘を持つ親へ。
やっぱりこっそり観たほうがいいので、Amazonのプライム・ビデオで観るほうがいいです。

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