40代で投資を始めたおもとです。こんにちは。
「IPOの抽選に参加しても当たらない・・・」
とお嘆きではありませんか?
IPO株は損をするリスクが少ないので非常に人気が高く、簡単には当選できません。
しかし、あなたはIPO株の応募方法で当選確率が変化するのをご存知でしょうか。
つまり、方法次第で当たる確率をアップさせることもできるのです。
この記事ではIPO株の当選に少しでも近づける秘訣をご紹介します。
その前にIPOって何?と思ったあなたは、まずIPOとは何か?株初心者でも低リスクで大きな利益を出す方法【解説】を参考にしてくださいね。
IPOとは何か?株初心者でも低リスクで大きな利益を出す方法【解説】
IPO株に当選する最強の方法
IPO株に当選するもっとも確率の高い方法は、IPO幹事会社の対面販売で、担当者にIPO株を融通してもらうことです。
IPO株の80%以上が対面販売分に割り振られるので、手に入れられる確率は大幅にアップするでしょう。
ただし、融通してもらうには、ある程度の口座残高(1億円以上)があり、なおかつ取引実績が必要です。
あなたに資金があるのなら、ぜひ上記の方法をお試しください。
では、僕のように資金が少なく、株取引の経験も浅い場合はどうすればよいでしょうか。
そんなあなたは、ネット販売から応募しましょう。
ネット販売からIPO株に当選するコツ
ネット販売とは、インターネット専用で株の注文をする方法です。
ネット販売専門の証券会社や、実店舗のある証券会社でも、インターネット取引のコースがあります。
ネット販売でIPO株の当選確率を上げるには、次の2つの方法があります。
- 複数の口座を開設する
- 応募方法を工夫する
- 各証券会社特有の抽選確率アップ方法を使う
1. 複数の口座を開設する
複数の口座を開設するメリットは次の2つです。
応募機会が増える
証券会社AがIPO株1を取り扱っても、証券会社Bでは取り扱わない、ということがよくあります。
この場合、証券会社Bの口座しか開設していないと、このIPO株の応募機会を逃してしまいます。
複数の証券会社に口座を開設することで、たくさんのIPO株に応募することができます。
1口座1票制の抽選方法だと票数が増える
ネット販売で割り振られたIPO株は、1口座につき1票での平等抽選を採用する証券会社が多いです。
つまり複数の口座から応募すると票数が増え、当選確率が高くなるということです。
あなたに家族がいる場合、家族一人ひとりの口座を開設することもおすすめします。
なぜなら、1口座1票制の場合、家族口座分の票数を獲得できるからです。
例えば、あなたがパートナーと子供2人で暮らす4人の家族構成だとすると、奥さんの口座と、子供2人の口座、合わせて4口座持つことができます。
IPO株の申し込みに事前資金がいる(前受金がいる)場合は、家族分の資金が必要になりますが、事前資金の必要がなければ、無料で4口座から申し込むことができるのです!
ただし、口座を複数開設するにしても、どの証券会社でも良いわけではありません。
IPOに有利な証券会社についてはIPO投資に有利なおすすめのネット証券会社とは【比較ランキングあり】にまとめているので、口座を開設する参考にしてみてください。
IPO投資に有利なおすすめのネット証券会社とは【比較ランキングあり】
2. 応募方法を工夫する
資金が豊富にある場合は複数の口座から応募するのが最も効果的です。
しかしあなたが少額しか用意できない場合、どの証券口座に資金を割り振って応募するかも考えましょう。
主幹事会社から応募
主幹事会社とは、企業のIPOを主に取りしきる証券会社で、IPO株全体の80%~90%を割り当てられます。
抽選に割り当てるIPO株も多くなるので、当選確率がアップします。
あなたの所有する口座に主幹事会社が含まれている場合は、必ずその口座からエントリーするようにしましょう。
僕の口座で主幹事が多い傾向があるのはSMBC日興証券ですね。
その他にも
などが主幹事になることが多いようです。
前受金がいらない前抽選から応募
IPO株の抽選に資金の拘束がない、つまり前受金がいらない証券会社があります。
あなたの所有する証券会社がこのタイプの場合、IPO株の取扱が決定したら必ず応募するようにしましょう。
家族口座があると票数が増え、さらに有利になります。
僕の口座で前受金が必要のない証券会社は、次の3社です。
特に岡三オンラインは最近IPO株の取扱いが多いので、ぜひ口座を開設しましょう。
この他にも、業界No.1の野村證券が前受金のいらない証券会社です。
後抽選型の証券会社で資金を上手に使う
申し込みだけは先にして、抽選日が購入期間の最終日という証券会社も存在します。
このタイプの証券会社は後抽選型といって、資金の必要になる期間が何日かずれるため、前受金の必要な口座から資金を移動すると、抽選回数を増やすことができます。
後抽選型の証券会社は、
などがあります。
後抽選型についてはIPO株の抽選に同じ資金で2回参加できる、後期抽選型の証券会社とは?で詳しく説明しています。
IPO株の抽選に同じ資金で2回参加できる、後期抽選型の証券会社とは?
また資金をうまく移動させるには、各証券会社の口座残高とスケジュール把握が欠かせません。
WEBサイトやアプリなどのツールを使う方法をこれは便利!IPO申込みに必要な管理ツール3つでおすすめしているので、参考にしてください。
3. 各証券会社特有の抽選確率アップ方法を使う
また、証券会社によっては独自のシステムで当選確率を上げる方法もあります。
SBI証券のIPOチャレンジポイント
SBI証券には、通常の抽選枠とは別に、ポイントの使用量で当選が決まる『チャレンジポイント枠』があります。
チャレンジポイントはIPOの抽選に外れると、必ず1ポイントもらうことができます。
期待値の高いIPO株の場合、だいたい300~350ポイント使用すると当選すると言われています。
SBI証券は昨年の幹事実績が84あるので、そのままの幹事実績を維持したとしてコツコツ貯めるとだいたい3年と少しで貯まることになりますね。
また、IPOチャンレンジポイントの特長として、使用したIPO株に落選したとしても、全ポイント返還されます。
SBI証券に口座がある人は、全てのIPO株の抽選に応募すると良いかもしれませんね。
エイチ・エス証券のIPOポイント
エイチ・エス証券にもSBI証券と同じくIPOポイントがあります。
こちらは当選、落選関係なく使用するとなくなってしまいます。
エイチ・エス証券のIPOポイントは、取引手数料やどれだけ株を保有しているか(建玉保有金額)に応じてもらえます。
つまり、エイチ・エス証券での株取引実績がポイント獲得には重要になります。
IPOポイント1000ポイントで、優待抽選一口応募することができます。
詳しい内容はエイチ・エス証券のWEBサイトを確認してみましょう。
大和証券のチャンス抽選
大和証券には、1口座1票の平等抽選の他に、チャンス抽選があります。
これは、預けている資産額や、取引手数料の額に応じてもらえるポイントを使用すると、IPO株の抽選回数を増やすことができる大和証券特有の制度です。
チャンス抽選の詳しい内容は、大和証券のWEBサイトを確認してください。
まとめ
IPO株当選の道のりは、決して簡単なものではありません。
コネがなく、少額しか資金を用意できない個人投資家ならなおさらです。
だからこそ、少しでも当選確率を上げるために、紹介した方法を使ってコツコツ抽選に参加しましょう!
継続する人にこそ、幸運の女神は微笑んでくれますよ。