ネスカフェゴールドブレンドバリスタ50(Fifty)のお手入れ、分解、組み立て方法【画像と動画で解説】

バリスタ50お手入れから分解、組み立てまで解説

ネスカフェ ゴールドブレンドバリスタ50(Fifty)(以下バリスタ50)を長く愛用するためには、お手入れが不可欠です。

特にコーヒータンクの粉がなくなった時はお手入れのチャンスですよね。

「でもバリスタの掃除ってなんだか面倒そう……」
「分解したら、組み立て方が分からなくなりそう……」

こんなことを思って、バリスタの掃除をためらっていませんか?

実は僕もその一人。

ですが、さすがに3ヶ月も掃除をしないのはマズいので、重い腰を上げてみたところ、意外と簡単に分解や組み立て、掃除をすることができました!

そこであなたにも簡単にお手入れができるように、画像付きで分解・組み立て・お掃除の方法を説明しますね。

給水タンク、ドリップトレイの掃除(洗浄)方法

給水タンクは軽くすすぐ程度でOK。
気になるなら、中性洗剤をつけたスポンジで洗って、しっかり乾かせば問題ないでしょう。

ドリップトレイも毎日水洗いするだけで、そこそこきれいになります。
汚れが目立ってきたら、ぬるま湯に半日ほど浸しておけば、汚れは取れます。
乾かして、もとの位置にセットしましょう。

コーヒー抽出部の分解・掃除(洗浄)・組み立て方法

コーヒー抽出部のお手入れは、パーツごとに分解する必要があります。

ここでは

  1. 分解方法
  2. 掃除(洗浄)方法
  3. 組み立て方法

について説明していきます。

コーヒー抽出部の分解方法

1. コーヒー抽出部のカバーの分解

コーヒー抽出部のカバーを手前に引っ張って外します。

コーヒー抽出部のカバー

2. ロックレバーを下げる

青色のロックレバー下に下ろします。

ロックレバーを下ろす

3. 撹拌部カバーの分解

両側を指でつまみ、内側に力を入れると引き抜くことができます。

撹拌部カバーの分解

4.撹拌部の分解

手前に引っ張って外します。
この時、下部の穴からコーヒー混じりの液体が出てくることもあるので、念のためタオルなどで受けると汚れなくてすみます。

撹拌部の分解

5. 撹拌部からフィルターを外す

撹拌部の中にセットされているフィルターは、上に引き抜いて外します。

コーヒーで汚れているので、紙やタオルの上に置くと汚れなくてすみます。

撹拌部からフィルターを取り出す

撹拌部のフィルター

これでコーヒー抽出部は一通り分解できました。

コーヒー抽出部の掃除(洗浄)方法

分解した各パーツを洗浄します。

1. コーヒーフィルターの洗浄

指で軽くこすりながら、水もしくは36℃から37℃程度のぬるま湯で軽く流します。
この時、あまり強くするととフィルターが破れることもあるので、注意しましょう。

フィルターの洗浄

2. 撹拌部の洗浄

撹拌部を洗浄する時は、撹拌部のレバーを外しておきます。

撹拌部も水かぬるま湯で洗浄します。
この時コーヒーが出てくる穴の部分が詰まりやすいので、念入りに掃除してください。
また穴のまわりも汚れが多いので、丁寧に掃除します。

撹拌部の洗浄

3. 撹拌部カバー(緑色)、抽出部カバーの洗浄

撹拌部カバー(緑色)、抽出部カバーも、撹拌部と同じく水かぬるま湯で洗浄します。

コーヒーの付着で起こる撹拌部カバーの変色は、完全にきれいになることはありません。

ただし、コーヒーパウダーの付着は37℃(少し温かい程度)のぬるま湯で丁寧に流すと必ずきれいになります。

特に抽出部カバーにコーヒーパウダーが付着しやすいので、丁寧に洗い流しましょう。

4. 各パーツを乾かす

洗い終えたパーツは乾いたタオルで丁寧に拭き、水気が取れるまで乾かします。

最低でも8時間、できれば1昼夜タオルの上に置いて乾かしておきます。


以上でコーヒー抽出部の洗浄は終了です。

もし汚れがひどくて取れない場合は、ぬるま湯につけ置きするとコーヒーが取れやすくなります。

僕の場合、3ヶ月使って初めて本格的に掃除したのですが、水(ぬるま湯)洗いだけで分解したパーツはきれいになりました。

コーヒー抽出部の組み立て方法

1.  撹拌部の組み立て

撹拌部にフィルターを取り付け、レバーをもとに戻します。

フィルターはすこし突起が出ているほうを下にして取り付けてください。

コーヒーフィルターの向き

撹拌部にコーヒーフィルターを取り付ける

2. 撹拌部の組み立て

撹拌部をバリスタ50本体に取り付けます。

取り付ける時は、矢印横のくぼみに撹拌部のレーン(のような突起)を合わせて差し込みましょう。

撹拌部の取り付け

3. 撹拌部カバーの組み立て

カチッと音がなるまで、しっかりと差し込みます。

撹拌部カバーの組み立て

いまさらなんですが、おそらく撹拌部の取り付けと撹拌部カバーの取り付け手順を逆にしたほうが、撹拌部を取り付けやすいです。

実践してみると、撹拌部カバーがないとどこに撹拌部を差し込めばいいのか迷ってしまいました(笑)。
※説明書にはやはり逆の手順で書かれていました……。

4. ロックレバーを上げる

撹拌部カバーと同様、カチッと音がなるまで上げてください。

ロックレバーを上げる

5. コーヒー抽出部カバーの組み立て

コーヒー抽出部カバーもカチッと音がなるまで差し込んでください。

コーヒー抽出部カバーの組み立て

これでコーヒー抽出部の組み立ては完了です。

コーヒータンク/計量器の分解・掃除(洗浄)・組み立て方法

コーヒータンク/計量器の分解方法

1. コーヒータンクをバリスタ本体から取り出す

取り出したコーヒータンクは、計量器を上にしておきます。

写真のように下向きにすると計量器に付着しているコーヒーの粉がこぼれてしまうので注意してください。

コーヒータンクの取り出し

2. 計量器の底板(No.2と書かれている緑色の板)の分解

真ん中の矢印がに合うまで、右回り(時計回り)に回して取り外します。

計量器底板の分解

3. 計量器本体(No.3と書かれている白い部品)の分解

こちらは鍵のオープンマーク(アイコン)に矢印がくるまで、左回し(反時計回し)に回すと外すことができます。

注意
写真は下向きになっていますが、計量器は必ず上向きで取り外しましょう。

計量器本体の分解

4. コーヒータンクに残っているコーヒーの粉を取り出す

コーヒーの粉は、使い切ってもコーヒータンクに少量残るので、残った粉を別の容器に移しました。
コーヒーの粉は放っておくとしけるので、念のためラップを移した容器にかぶせます。

コーヒー粉を違う容器に移す

5. 計量器プレート(No.1と書かれた黒色の板)を外す

計量器本体(No.3)に乗っている計量器プレートも外して、分解は終わりです。

コーヒータンク/計量器の洗浄方法

週に1度のお手入れなら、各パーツを布で軽くふくだけでいいのですが、コーヒーの粉がこびりついてひどい時は、各パーツをぬるま湯で洗いましょう。

1. 計量器プレート(黒色の板)の洗浄

このパーツは汚れがひどくなることは少ないです。
(色合い的にも目立たない)

コーヒーの粉がこびりついていたら、ぬるま湯できれいに落としましょう。

計量器プレートの洗浄

2. 計量器底板(緑色の板)の洗浄

特に汚れがひどいのは字面の裏側です。
ここをぬるま湯で丁寧に洗います。
すると写真のように、きれいに汚れを落としきることができます。

計量器底板の洗浄後

3. 計量器本体(白色の部品)の洗浄

計量器本体だけは凹凸が多く水が溜まりやすいので、あまり汚れていなければ乾いた布で軽く拭きます。

しかし僕の場合は3ヶ月分の汚れが溜まっていたので、思い切ってお湯洗いしました。

ぬるま湯でしっかりと汚れを落とし、洗い終えた後は水がたまらないようにパーツを振って水切りしておきます。

最後に乾いたタオルで水滴を拭き取ります。

計量器本体の洗浄後

4. コーヒータンクの洗浄

説明書では水洗いしないようにと注意書きがありましたが、構わず水洗いしました(笑)。

ただし、コーヒータンクに水分が残っていると、コーヒー粉がしけるだけでなく、バリスタの故障の原因になります。

しっかりとタオルで水を拭き取り、乾かしましょう。

特にキャップを締める突起部分は奥まで手が入らず拭きにくい!

綿棒や細長い棒の先にガーゼを付けて拭くと、完全に水を拭き取れると思います。


以上で洗浄は完了です。

こちらはコーヒー抽出部も含むすべてのパーツを洗い終えた後の写真。
とてもきれいになりました。

洗浄後の各パーツ

注意

各パーツとも必ず空気乾燥させましょう。
この時は夏場だったので、8時間程度乾かしました。

冬なら一昼夜乾かすほうが無難です。
特に

  • コーヒータンク
  • コーヒー計量器本体(No.1の白い部品)

は乾きにくい&コーヒーの粉がしけるため、念入りに乾かしてくださいね。

コーヒータンク/計量器の組み立て方法

1. 計量器底板(No.2)と計量器本体(No.3)の組み立て

計量器本体(No.3)の中央にある突起に、計量器底板(No.2)の穴を合わせてはめ込みます。

その後、に矢印がくるまで、計量器底板(No.2)を反時計回り(左回り)に回します。

2. 計量器プレート(No.1)の組み立て

計量器本体(No.3)に計量器プレート(No.1)を取り付けます。
計量器本体中央部の▲に計量器プレート(No.1)のくぼみを合わせると、すぽっとはまります。

計量器プレートの組み立て

3. コーヒーの粉をコーヒータンクに戻す

分解時にとっておいたコーヒーの粉をコーヒータンクに戻します。

コーヒータンクにコーヒーの粉を戻す

MEMO

コーヒータンクに粉を戻すと、次の計量器をコーヒータンクに取り付ける工程が難しくなるので、慣れないうちはコーヒーの粉はタンクに戻さず組み立てるほうがいいかもしれません。
残ったコーヒーの粉は、インスタントコーヒーとしておいしくいただきましょう。

4. コーヒータンクに計量器を取り付ける

コーヒータンクに組み立てた計量器を取り付けます。

説明書には2箇所の突起をあわせるとありますが、写真のように、白色の計量器本体(No.3)にある矢印とコーヒータンクの鍵(アイコン)マークを目安にするとわかりやすいです。

僕は、コーヒータンクに計量器がはまる箇所を、計量器を回しながらで探し当てるようにしています。

計量器がコーヒータンクにはまれば、計量器を時計回り(右回り)に回して、▲をに合わせます。

コーヒータンクに計量器を取り付ける

後は組み立てたコーヒータンクにコーヒーの粉を入れ、バリスタ本体に戻せば完了です。

お疲れ様でした!

バリスタ50の分解/お手入れ/組み立て動画

写真と文字の説明だけでは分かりにくいあなたのために、ネスレ公式チャンネルからYoutubeの動画が公開されています。

「画像だけじゃわかりにくいよ!」

という方は、合わせてご覧いただくことをおすすめします。

週1回のお手入れと毎日のお手入れ

  1. コーヒータンクのお手入れ:0:17~
  2. コーヒー抽出部(カバーなど)のお手入れ:1:47~
  3. 給水タンク、ドリップトレイなどのお手入れ:3:20~

主にコーヒー抽出部や給水タンク、ドリップトレイの分解、お手入れ、組み立てを説明する動画です。

定期的なお手入れ

こちらは計量器の分解、お手入れ、組み立てを説明する動画です。

まとめ

以上、バリスタ50で分解や組み立てが必要なパーツのお手入れを主に紹介しました。

バリスタ50になってから分解や組み立てが非常に分かりやすくなったので、一度理解すれば5分から10分程度で終えることができます。

お手入れをすれば、それだけ長くバリスタを使うことができるので、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう!

もしあなたのご自宅にバリスタがなければ、アンバサダー登録をすると無料で貸してくれるので、超お得です。
ただし、ゴールドブレンドタイプではバリスタTAMAになるので、ご注意くださいね。