逆指値注文とは?
指値注文の例
例えば現在市場評価が100円の株があるとします。
逆指値注文の例
このように、あなたが指定する価格以下になったとき(買い注文は価格以上になったとき)の注文方法を、逆指値注文といいます。
逆指値注文のメリット
逆指値最大のメリットは、設定した価格で自動的に売り注文(買い注文)を出してくれることです。
株のトレードをする上で必要なことの一つに、損切り(ロスカット)のラインを決めることがあります。
ちなみに僕はこのラインを、資金の2%に設定しています。
しかし人間は弱いので、ロスカットを手動で行うと、損失を認められずに含み損がどんどん増える罠にハマってしまいます。
その証拠に、僕も最初のトレード(株で大損!?初心者投資家の株体験記一週間目の成績を発表します!を参照)では逆指値を指定しないばかりに、大きな損をしました。
逆指値注文を設定していれば、ここまで大きく損をしなかったでしょう。
また、日中は忙しくて株価をチェックできない間に、株価が大崩れを起こしてしまった!という場合も、自動で注文が入るため、設定以上に損をすることはありません。
このように、逆指値注文をしておくと、あなたの意志が弱かったり株が大暴落を起こしたとしても、損切りラインで自動的に売り注文を行うため、資金の損失を最小限に抑えることができます。
いわば、逆指値注文はトレードの防御力を上げる最高の防具と言えるでしょう!
指値注文と逆指値注文を同時にできるツイン指値注文
では、1つの株に対して、指値注文と逆指値注文は同時にできるのでしょうか。
実は、大半の証券会社はどちらか片方でしか注文できません。
おそらく各証券会社のシステム上の問題でしょう。
しかし、マネックス証券やライブスター証券では、2つ同時に注文できます。
これをツイン指値注文(ライブスター証券ではOCO注文)と呼んでいます。
2つ同時に設定可能な証券会社
マネックス証券 | ツイン指値注文 |
---|---|
ライブスター証券 | OCO注文 |
一度に2つの注文ができるメリットは、利益確定ラインと損切りラインを同時に設定できる点です。
例えば売りたい価格以上に上昇しても、大引け(証券所が終了する時間)までに下がってしまっては、売りたいタイミングを逃してしまいます。
しかし指値注文をしておくことで、売りのタイミングを逃すことなく利益を得ることができます。
同時に想定以上に価格が下がっても、逆指値注文で設定以上に損をしないので安心です。
学業や仕事で日中忙しいあなたにとって、とてもありがたいシステムですね。
SBI証券の株アプリでは、逆指値注文に注意
SBI証券の株アプリで逆指値注文をする場合、注意するポイントがあります。
僕も誤解をしていたので、SBI証券初心者は注意!株トレードアプリで逆指値注文を指定する方法で注文方法をまとめました。
もしあなたがSBI証券の株アプリで逆指値注文の方法がわからなければ、参考にしてください。
SBI証券初心者は注意!株トレードアプリで逆指値注文を指定する方法
まとめ
逆指値注文は理解できましたか?
もう一度まとめると、逆指値注文とは、
- 売り注文では指定する価格以下になったとき
- 買い注文は指定する価格以上になったとき
の注文方法です。
最初は戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまうと非常に便利です。
そして、冒頭でも説明したとおり、資金の損失を最小限に抑えることができます。
株のトレードにとって、とても頼りになりますので、ぜひ使いこなしましょう!