IPO株の買い方―購入スケジュールと申し込む方法・注意点―

IPO株の買い方って知ってる?

おもとです、こんにちは。

「いつIPO株を申し込めば良いのかわからない・・・」
「株の買い方、失敗したらどうしよう・・・」

と思っているあなた。

確かに初めてIPO株を申し込むのは不安になりますよね。
でも大丈夫です。

初めてIPO株を買うあなたでも、この記事を読めば

  • いつ申し込むのか
  • どうして申し込めば失敗しないか

がバッチリわかるようになります。

その前にIPOって何?と思ったあなたは、こちらの記事を先に読んでみてください。

低リスクで高利益 IPOを解説!IPOとは何か?株初心者でも低リスクで大きな利益を出す方法【解説】

また、IPO株を申し込むには証券口座を開設している必要があります。
まだの方は、こちらの記事を参考に、IPOに有利な証券会社の口座を開設しましょう!

IPOに有利な証券会社って?IPO投資に有利なおすすめのネット証券会社とは【比較ランキングあり】

IPO株の購入スケジュール

まず、IPO株をいつ申し込めばいいのでしょうか。
その前に、企業の上場には、いくつかの工程があります。

 

このうち、あなたがIPO株を購入するために覚えておく期間は、次の3つ。

  1. ブックビルディング(IPO株申し込み期間)
  2. 抽選日
  3. 購入申し込み期間

IPOを取り扱うことが決定した段階で、証券会社のWEBサイトにスケジュールが公開されるので、確認してみましょう。

① ブックビルディング(IPO株申し込み期間)

あなたの保有する証券会社がIPOを取り扱うことを決定した場合、真っ先に確認するのがこの日程です
ブックビルディングの期間は5営業日のことが多いです。

IPO株の申し込みをするのは、このブックビルディング期間です
逆にいえば、この期間にIPO株を申し込まないと、IPO株を買うことができません。

最終日の15:00には締め切られる証券会社が多いので、余裕を持って申し込むようにしましょう。

② 抽選日(前抽選制の場合)

ブックビルディングの期間が終了すると、翌営業日に抽選を行います。
抽選に当選した人だけがIPO株を購入することができます

購入のための事前資金(前受金)が必要な証券会社は、落選した段階でお金が返金されます 。

③ 購入申し込み期間

当選や補欠当選の人が購入の申し込みをする期間です。
ここでIPO株の購入権利を放棄し、辞退することもできます。
また、購入を申し込まなかった場合も自動的に辞退となるので注意しましょう。

IPO株の具体的な申し込み方法と注意点

IPO株を購入する手順は次のとおりです。

  1. IPO株の購入資金を用意する
  2. ブックビルディングに参加する
  3. 当選後、購入の申し込みをする

 

1. IPO株の購入資金を用意する

IPO株の抽選には、株の購入金額(前受金)が必要になる証券会社が多いです。
証券口座に購入予定の金額以上が口座に残っているか、確認しましょう。

必要な口座残高の目安
仮条件で提示されている上限価格×購入希望株数

申し込み価格の高い人が優先して選ばれるので、ブックビルディングの申し込み時も、上限価格に設定する必要があるのです。

※資金の拘束がない前抽選型の証券会社や、後抽選型の証券会社では、口座残高にお金がなくても申し込むことができます。

2. ブックビルディングに参加する

ブックビルディング期間がくると、IPO株を申し込めるようになります。
IPO株の申し込み画面は、以下のことに注意して入力してください。

希望購入価格

希望購入価格は必ず仮条件の上限金額に設定しましょう。

もし仮条件が1,400円~1,500円だった場合、金額の入力欄には上限の1,500円にします。
理由は、希望する申し込み価格の高い人から、優先的に当選するからです。
人気のIPO株の場合は、上限より低い価格を設定したら、抽選権を捨てると思ってください。

購入株数

購入する株数は、口座の残高と相談して決めましょう。
わからない場合や最初のうちは、100株に設定しておけば良いでしょう。

3. 当選後、購入の申し込みをする

抽選の結果、みごと当選した場合は、忘れずに購入申し込み期間内に申し込む株を購入しましょう。
また、後抽選型の証券会社では、ブックビルディング期間後の抽選はないので、購入を希望して抽選を待つことになります。

IPOのスケジュールを管理して申し込み忘れを防ぐ方法

IPOの予定が増えてくると、スケジュールを把握するのが大変になります。
うっかり申し込みを忘れてしまうと、せっかくのチャンスをふいにしてしまうことに。

そこで、ブックビルディングの参加やIPO株の購入忘れを防ぐため、おすすめのツールを2つ紹介します。

IPO手帳

※IPO手帳は2018年8月8日でサービスを終了するので、ご注意ください。

IPO手帳とは、証券会社それぞれのIPO株の購入意思を登録するだけで、ブックビルディング開始や購入申し込みのリマインダーメールを送ってくれるWEBサービスです。
PC、スマホを問わず利用できます。

詳しくはこちらで紹介しているので、参考にしてください。

煩雑なスケジュールをIPO手帳で管理IPO手帳でスケジュールを管理し、申し込み忘れを防ごう【登録と使い方】

iPhone版『やさしいIPO株のはじめ方』アプリ

iPhone版『やさしいIPO株のはじめ方』アプリは、IPOの全体的なスケジュールを把握したり、個別株の評価を確認するのに便利なiPhone用のアプリです。

こちらも詳しい内容を紹介しているので、記事をご覧ください。

やさしいIPO株のはじめ方アプリ『やさしいIPO株のはじめ方』アプリでどこでもIPOスケジュールを管理しよう

まとめ

IPO株をいつ、どのように申し込むのか、もう一度おさらいします。

 

  • IPO株はブックビルディング期間中に購入希望を申し込む
  • 申し込む時は、口座残高と希望購入価格に注意する

IPO株を初めて申し込む時は少し戸惑いますが、慣れてくればそんなに難しくありません。

せっかくIPOの取扱があっても申し込みを逃したり、申し込み方法を間違えて抽選できなかったりすることのないように、スケジュールと申込み方法を確認しましょう。