5年間の自転車通勤の節約効果は約○○円!何ヶ月後からバス代より得になるか調べてみた

5年間自転車通勤した節約効果は○○円

自転車通勤歴10年以上、クロスバイクに変えて5年になるおもとです、こんにちは。

あなたは自転車通勤の節約効果が気になったことはありますか?

「自転車で通勤したら、節約になるのはわかるけど、実際の効果ってどれくらいあるの?」
「片道200円内なら、たいした節約にならないんじゃないの?」

僕もバス代が片道230円しかかからないので、特に気にしたことはありませんでした。

しかし先日クロスバイクが壊れたので、買い替えを検討する時、

「もしかしたらバスで通勤するほうが安いかも」

と疑問に思ったので、先代クロスバイクの通勤5年間をバス通勤していたら、お金がいくら必要だったのかを調べてみました。
そして、クロスバイクの購入費とメンテナンス費用をプラスして比較したところ、約35万円もの節約効果があったのです!

いい意味で予想外でした。

年収200万円台の僕にとっては相当大きな額。
おかげでタブレット型ノートパソコンSurface Pro(約23万円)を購入することができました。

そこで、なぜこんなに節約効果があったのかを調べるために、自転車通勤の費用とバス通勤の費用を比べてみました

また、バスよりもクロスバイク関連費用が何ヶ月後にお得になるのかも検証してみました

自転車(クロスバイク)通勤でかかる費用

自転車購入時の費用

結論から書くと、僕がクロスバイクで通勤するために購入した費用は、全部で6万4010円でした。
内訳は次の通り。

  • クロスバイク本体・・・45,000円
  • クロスバイクに装着する泥よけ・・・3,000円
  • クロスバイクに装着するタイプの鍵・・・1,500円
  • 柱に固定するワイヤータイプの鍵・・・3,000円
  • 自転車用ライト・・・1,500円
  • サイドスタンド・・・1,500円
  • 特殊形状対応タイプの気圧計付き空気入れ・・・3,000円
  • 盗難保険・・・5,000円
  • 防犯登録・・・500円

キャンペーンのため50,000円の10%オフで購入

クロスバイク本体(45,000円)

クロスバイクでの通勤には、当たり前ですが、自転車本体が必要です。
ママチャリから切り替えた当時、僕はイタリアメーカーのGIOS Mistralという車体を購入しました。


※こちらは2018年度モデルのものです。

本体価格50,000円だったのですが、キャンペーン中だったので10%オフで購入できました。

クロスバイクに装着する泥よけ(3,000円)

クロスバイク用着脱式泥よけ

自転車のタイヤが跳ねる泥を防ぐ、装着タイプの泥よけ。
路面が濡れていた場合、雨が降っていなくても泥よけがないと服が泥まみれなって仕事どころではなくなるので購入。

クロスバイクに装着するタイプの鍵(1,500円)・柱に固定するワイヤータイプの鍵(3,000円)

装着型クロスバイク用ワイヤーキー 自転車ワイヤーキー

盗難防止用の鍵です。
新車は特に狙われやすいので、僕は二重に鍵をかけました。

自転車用ライト(1,500円)


※実際に所有していたものと若干違いますが、こんな感じでした。

夜道を照らすライト。
これがないと危ない上に、最悪無灯火で罰金を取られる可能性があります。

僕は当時ボタン電池型の小型ライトを購入しました。

MEMO

ちなみに今ならUSBで充電できるタイプをおすすめします。
特に小さいあなたに小さいお子さんがいる場合は、ボタン電池の誤飲を防ぐため、充電式にしましょう。

サイドスタンド(1,500円)

自転車用サイドスタンド

壁や柱がないところで自転車を止められないと、圧倒的に不便なので購入。

特殊形状対応タイプの空気入れ(3,000円)

フレンチバルブ対応自転車空気入れ

クロスバイクのタイヤは、大半がフランス式の吸気口を採用しているため、その形に対応する空気入れを購入。

ちなみに今まで使っていたママチャリ用の空気入れより圧倒的に早く入り、力も必要なかったので、感動すら覚えました。

盗難保険(5,000円)

盗難に遭った場合、1年間のみ本体価格の75%を補償してくれる保険に加入。
結局1年間、被害には遭いませんでした。

防犯登録(510円)

自転車盗難時、スムーズに捜索するため、自転車の所有者を登録する制度で、警察にもデータが保管されています。

自治体によっては義務化されていたので、とりあえず登録。


参考
防犯登録とは? |京都府自転車防犯登録推進協議会

これがママチャリからクロスバイクへ切り替えたときに購入したものすべてになります。
いわゆる初期費用ですね。

上記を含めたクロスバイク本体以外の初期装備品については、乗りはじめに必要なクロスバイク本体以外の装備品(アイテム)など10選【初心者用】にまとめています。

クロスバイク本体以外で必要なアイテム初めて購入するクロスバイクに必要な本体以外の装備品や保険など11選【初心者用】

自転車のメンテナンス費用

つづいて、自転車通勤を続けるために必要な費用です。
これは主に摩耗した部品の交換がほとんどです。

こちらは5年間で計35,000円。
ただし、修理代は記憶に頼っていることが多いため、多少の違いはあるかも。

内訳は次の通り(いずれも工賃込み)。

  • ブレーキ交換・・・1,000円×4=4,000円
  • タイヤ交換・・・前後5,000円×各1回=10,000円
  • チェーン、スプロケット、クランクまわり交換 ・・・21,000円

この中で、クランクとスプロケットについて少し解説します。

クランクとは、ペダルの動きをチェーンに伝える部分で、ちょうどペダルの根っこの部分に当たります。

クロスバイクのクランク・ペダル

 

スプロケットとは、後部車輪のところにある各段のチェーンを絡めるパーツです。

クロスバイクのスプロケット

クロスバイクGIOS Mistralにかかった経費は、これで全てです。

雨の日は公共の交通機関を利用

ただし、雨の日の通勤はバスを利用していたため、バス代も交通費として含める必要があります。

バス通勤の月平均日数は、だいたい4日。
これを5年間続けた場合、

  • 1回のバス代が230円
    往復で230×2=460円
  • 月平均4日として
    460×4=1,840円
  • それを5年間(60ヶ月)続けると
    1840×60=110,400円

合計11万400円かかることがわかりました。

つまり、5年間の自転車通勤でかかった交通費は、

64,010円+ 35,000円 + 110,400円 = 209,410円

という結果でした。

公共の交通機関にかかる費用

一方こちらは想定になりますが、公共の交通機関を利用していた場合です。

自宅から職場の最短ルートはバスなので、バスの定期券を購入します。


参考
市バスの運賃について京都市交通局

こちらのサイトにある『市バス通勤フリー定期券』の市内中心フリーという項目。

この表にある1ヶ月の箇所が9,240円なので、これを単純に5年間(60ヶ月)使うと仮定すると

9,240円×60ヶ月=554,400円

55万4,400円かかるという結果になりました。

MEMO

ただし、もっと長い期間の定期券を購入すると、もう少し安くなるようです。
ここでは比較結果のわかりやすさを優先するために、1ヶ月の料金を単純に積み重ねる方法で計算しています。

自転車比較結果

以上の結果から、毎日バスを利用して通勤していた場合と、クロスバイクで通勤した場合を比較すると、

554,400円-209,410円=344,990円

つまり約35万円ほど節約することができたことになりますね。

また、5年間の費用をグラフにすると次のようになります。

これを見ると、初期費用が発生するので初めはクロスバイクで通勤するほうがお金を使います。
しかし、9ヶ月を超えると徐々にバス代のほうが高くなり、最終的には5年間で35万円もの差が生まれました

距離やどの交通機関を使うかによって費用が変わると思いますが、距離が長ければ長いほど節約効果も高いと感じました。

まとめ

結果をもう一度まとめると、

  • 自転車通勤は初期費用がかかる
  • ある程度時間が経過すると、公共の交通機関を利用した交通費が自転車の初期費用を上回る
  • 経過期間長い、または通勤距離が遠いほど、節約効果は高い

僕も調べてみるまでは、約35万円も差がつくとは想像していませんでした。

あなたも職場まで自転車で通勤できる距離なら、好きなものを手に入れる手段として自転車通勤を検討してみてはいかがでしょうか。
僕みたいに副業手段のPCを手に入れることだってできますよ!