「会社まで5kmぐらいだけど、自転車で通勤したら疲れそう」
「何分ぐらいかかるのか分からない」
あなたが普段自転車に乗り慣れていないと、こんな疑問が浮かぶのも当然です。
そこであなたの疑問や不安を解消するために、会社までちょうど5kmの通勤距離である僕が、5年以上自転車通勤をした実際のデータや感じたことをお伝えします。
あなたの自転車ライフの参考になれば幸いです。
所有自転車と通勤の道のり
まず、僕が持っている自転車と会社までの道のりがわからないと参考にならないので、書き出してみます。
- 所有自転車:クロスバイク(Bianchi CAMALEONTE 1)
- 通勤距離:5km
- 途中のアップダウン:ほぼ平坦。家より会社のほうが少し低いので、行きは緩やかな下り、帰りは緩やかな上り
クロスバイクのギアは前部が3段中常に2を使用、後部はだいたい8段中3から6を使用しています。
これを踏まえた上で、僕の自転車通勤の状況を見てみましょう。
※ちなみに下記は、私の自転車モデルがすでに売っていないため、今年度モデルを表示しています。
自転車の走行時間は20分程度
5kmの道のりだと、僕のクロスバイクでは通常20分前後、ゆっくり走ったとしても25分程度です。
出勤、帰宅ともにだいたい同じ時間でつきます。
信号の状況にもよる
という意見をよく見かけますが、道のりに慣れてくると赤信号をうまくかわしながら(次の信号機まで行ってわたるなど)走れるため、大した時間のロスにはなりません。
ただし目的地までの間に高低差があると、もっと時間がかかるので、あなたの通勤路に合わせて時間調整してください。
雨の日は合羽が必須アイテム
雨の日は、基本的にバスで出勤しています。
理由は、安全性と自転車のチェーンやパーツの錆が早くなること。
また、晴れの日よりも通勤時間が長くなるためです。
それでも突発的に降ってきた雨に対応するため、僕の以下の方法で雨対策をしています。
合羽は上下用意し、自転車に備え付けられるバッグに格納しておく
5kmの道のりだと、雨合羽を着ないとずぶ濡れになるため、途中で降られても対応できるように、常に自転車に備えたバッグに雨合羽を格納。
また、僕はリュックを背負うので、リュックまで隠れるタイプのポンチョ式合羽とズボンカバー用のレインパンツを使用しています。
メガネにはくもり止めを使う
僕はメガネを掛けていますが、合羽を着ていてもメガネに水がかかります。
ただでさえ見えにくいのに、夜道だと自動車のライトが乱反射して、前方が見えなくなることも。
また、合羽で顔を隠すと自分の息でメガネがくもって視界が遮られてしまうこともあります。
あなたが僕と同じメガネっ子なら、メガネにくもり止めを塗って対策しておくことをおすすめします。
夏は汗をかく
春、秋、冬は5km程度の自転車通勤では汗をかかなくてもすみます。
しかし、夏場は速乾性のシャツがベチャベチャになるぐらい汗をかきます。
特に自転車から降りた後に一気に汗が吹き出すので、僕は夏場だけ着替えを持っていって職場で着替えています。
ちなみに通勤時に喉が乾くことがないので、僕は自転車に飲み物ホルダーを付けていません。
街中を走るので、どうしても水分が必要な時はコンビニで補給しています。
雪が道路に積もると通勤時間が1.5倍かかる
逆に冬場で怖いのは雪。
道路に雪が残っている場合、通勤時間は普段の1.5倍、最悪2倍かかることがあります。
僕の地域では年に1回は積雪で路面が見えない朝が必ず来るので、この時は早めに家を出てゆっくりと走行。
クロスバイクの場合、ママチャリよりタイヤが細いので、その分スリップしやすく転けてしまいます。
また、冬場の通勤には防風加工の手袋が必須。
手がかじかむと、ハンドル操作やブレーキにも影響が出るので、必ず装着して通勤しています。
ダイエット効果は少ない
5km程度の自転車通勤にダイエット効果を望むのはやめたほうがいいです(笑)。
自転車で脂肪が効率よく燃焼し始めるのは、20分を過ぎてから。
もし自転車通勤だけにダイエットを求めるのであれば、10km以上の通勤距離で30分以上は自転車に乗りましょう。
僕も40代になってお腹が出だしたけど、自転車通勤だけでは引っ込んでくれないようです……。
まとめ
クロスバイクで平坦な5kmの通勤は、
- 所要時間20分程度
- 雨の日は違う交通手段で通勤するほうが無難
- 夏場は汗をかく
- 雪道では1.5倍時間がかかる
- ダイエット効果はあまりない
のが5年間の実体験で得られた結果です。
5kmは自転車にすれば意外と短い距離なので、通勤通学初心者にとっても走りやすい距離だと思います。
これを機会に自転車の魅力を知ってみてはいかがでしょうか。