初心者がクロスバイクのサイズ選びで失敗しないために、確認すべき2つのポイント

クロスバイクのサイズを選ぶポイント

クロスバイクを選ぶ時、サイズは大切なポイントです。
サイズ選択を間違うと、乗り心地や疲労感に影響します。

「でも、いろんな数字があって、分かりづらい…… 」
「適正身長が書いてあるけど、乗ってみたら違和感がある……」

そんな経験がありませんか?

はっきり言って、どのサイズがあなたに合っているかは、乗ってみないとわかりません

なぜなら、メーカーによってフレームの作りが違うので、一概にこの身長ならこのサイズ、と決められないのです。

とは言えサイズの目安ぐらいは知りたいはず。

そこでクロスバイクを5年以上乗っている僕が、失敗しないサイズの選び方を解説します!

初心者がクロスバイクで覚えたい2箇所のサイズ

メーカーのサイトを見ると、クロスバイクのサイズ表記には様々な数字が書いてあるので、一体どこを見ていいかわからなくなりますよね。

例えばGIANT ESCAPE R3のサイズ(ジオメトリー)では、合計8つの数字が並んでいます。

SIZE
(mm)
430(XS) 465(S) 500(M)
A
(mm)
525.0 545.0 565.0
B
(mm)
430 465 500
C
(mm)
125 145 170
D
(度)
75.0 74.0 73.0
E
(度)
71.0 72.0 72.5
F
(mm)
70.0 70.0 70.0
G
(mm)
1009.1 1010.4 1015.0
H
(mm)
425 425 425
適応身長
(cm)
155〜170 160〜175 170〜185

GIANT WEBサイトより抜粋

しかし、この中で初心者が購入時に確認するのは次の2箇所で問題ありません。

  1. 「B」のフレームサイズ(シートチューブ)
  2. 「A」のトップチューブ

フレームサイズ(シートチューブ)

シートチューブ

一般的にクロスバイクのサイズとして表示されている数字が、シートチューブ(SEAT TUBE)と呼ばれる部分。

サドルの付け根から、ペダルが固定されている回転軸の中心までの距離です。

先程のGIANT ESCAPE R3を例にするとBの部分になり、435・460・500と表示されています。

この数字がフレームサイズと呼ばれ、SIZE表記の数字として使用されているのです。

このサイズが合わないと、跨いだ時に両足が地面につかない可能性もあります。

トップチューブ

トップチューブ

ハンドルの付け根からの水平線と、シートチューブの延長上が交わる距離トップチューブ(TOP TUBE)

ざっくりとハンドルからサドルまでの距離と考えてもらうとわかりやすいかと思います。

この距離が長ければより前傾姿勢になりスピードを出しやすくなります。

逆に短いと、ハンドルの操作性があがり、細かく操縦することができます。

2つのサイズで迷った時は小さめがおすすめ

GIANT ESCAPE R3のように、公式サイトで適正身長が書いてあったとしても、あなたの身長がサイズとサイズの間で絶妙なポジションを取るときがあります。

このように迷った場合、小さめのサイズを選択されることをおすすめします。

理由は次の2点。

  • ギリギリでつま先立ちすると、停車するたびに疲れる
  • 少しぐらい前傾姿勢になっても、そんなにスピードは変わらない

何度も言うように、適正身長はあくまで目安なので、必ず試乗(跨いでハンドルを握るだけでもいい)して乗り心地を確かるか、サイクルショップの店員さんに相談しましょう。

想定しているサイズ以外を進めるショップ店員は悪いのか

時々、検討していたサイズと違うサイズを薦めてくる店員さんの話を耳にします。

在庫がないから無理やり薦められたと感じたようですが、試乗さえさせてくれる店員さんであれば、僕は悪い人だとは思いません。

むしろ長年の経験から、

「希望のメーカーならこの人にはこのサイズが合っているかもしれない」

と想定している場合が多いのではないでしょうか。

中には試乗もさせないで、買わせようとするだけの店員さんがいるかもしれませんが、そんな人であれば断っても問題ないでしょう。

もし疑わしいと感じるなら、徹底的にいろんなことを質問してみましょう。

自分がどういう自転車(乗り心地)を望んでいて、なぜそのサイズを検討していたかを事細かに説明すれば、もっと良い提案をしてくれる可能性もありますよ。

まとめ

もう一度いいます。

メーカーによってフレームの作りがちがうので、同じサイズでも乗り心地が全く違う可能性もあります。

必ず自分で一度クロスバイクに跨って確かめてみましょう。

ちなみにハンドルやサドルの位置は微調整が可能です。

納車の際、店員さんに調整してもらいましょう。